久しぶりに再読じゃない本。
期せずして時間に関係する本が続きました。
もしも過去に戻ってやり直せるなら。
そんなことは誰しも思ったことがあると思います。
人には無限の可能性があるってよく言われるけど、実際に目の前にあるのは限られたいくつかの選択肢で、その中から最良と思われるものを選択していく。あとから思い返してみれば別の選択肢があったと思うことがあるけど、やっぱりその瞬間にある選択肢が全てで、見えていない選択肢はないのと一緒かもしれません。見える数を増やす努力はできるかもしれないけど。
私もやり直せるならやり直したい過去が思いつくだけでもかなりあります。
でもやっぱりそれは叶わない願いなのでこれから先をがんばるしかないんでしょう。
またこの本は過去のやり直したいことばかりが書かれているわけではありません。
もう一つ、親子や家族というものが一つのテーマとなっています。
親の気持ち子知らず、その逆もまた。
よくあるテーマかもしれませんが、永遠のテーマでもあるのでしょう。
結局人の気持ちなんて分からないなんて言えば身も蓋もありませんが、親子や家族が幸せっていうのが、その人が今幸せって感じてるかどうかに一番近い部分だと思うし、お互いがお互いを想ってるんですけどね。距離が近いからこその難しさもあるだろうし、嫌な部分って強調されて見えちゃうんですよね。良いところには気づきにくいから余計に。親子喧嘩や兄弟喧嘩はやっぱり起こるし。今日私もちょっと親と小競合いをしてしまいましたし・・・。反省。でも、もうどうにもならないと思ってたけど、この本でも主人公が最後に前向きな気持ちを持ったら、何か変わりそうな兆しが見えました。現実にもそんなことが多いのだと思います。気の持ちよう。
まだ私は人の親ではないですが、将来親になった後またこの本を読んだら、また違う感想を持つかもしれません。
苦しくなったらまたこの本を読みたいな。
鬱病などが社会現象のようにあふれ返っている昨今。主人公と似たような気持ちを持っている方も多いと思います。主人公に自分を投影して、自分が過去をやり直しているような気持ちで読むと、自分も変われる・変えられるような気がしてきます。今苦しい人へ、是非。
死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――? 「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
Amazonより
期せずして時間に関係する本が続きました。
もしも過去に戻ってやり直せるなら。
そんなことは誰しも思ったことがあると思います。
人には無限の可能性があるってよく言われるけど、実際に目の前にあるのは限られたいくつかの選択肢で、その中から最良と思われるものを選択していく。あとから思い返してみれば別の選択肢があったと思うことがあるけど、やっぱりその瞬間にある選択肢が全てで、見えていない選択肢はないのと一緒かもしれません。見える数を増やす努力はできるかもしれないけど。
私もやり直せるならやり直したい過去が思いつくだけでもかなりあります。
でもやっぱりそれは叶わない願いなのでこれから先をがんばるしかないんでしょう。
またこの本は過去のやり直したいことばかりが書かれているわけではありません。
もう一つ、親子や家族というものが一つのテーマとなっています。
親の気持ち子知らず、その逆もまた。
よくあるテーマかもしれませんが、永遠のテーマでもあるのでしょう。
結局人の気持ちなんて分からないなんて言えば身も蓋もありませんが、親子や家族が幸せっていうのが、その人が今幸せって感じてるかどうかに一番近い部分だと思うし、お互いがお互いを想ってるんですけどね。距離が近いからこその難しさもあるだろうし、嫌な部分って強調されて見えちゃうんですよね。良いところには気づきにくいから余計に。親子喧嘩や兄弟喧嘩はやっぱり起こるし。今日私もちょっと親と小競合いをしてしまいましたし・・・。反省。でも、もうどうにもならないと思ってたけど、この本でも主人公が最後に前向きな気持ちを持ったら、何か変わりそうな兆しが見えました。現実にもそんなことが多いのだと思います。気の持ちよう。
まだ私は人の親ではないですが、将来親になった後またこの本を読んだら、また違う感想を持つかもしれません。
苦しくなったらまたこの本を読みたいな。
鬱病などが社会現象のようにあふれ返っている昨今。主人公と似たような気持ちを持っている方も多いと思います。主人公に自分を投影して、自分が過去をやり直しているような気持ちで読むと、自分も変われる・変えられるような気がしてきます。今苦しい人へ、是非。
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