結物語

2017年4月30日 読書
読みました。

阿良々木くんもとうとう23歳になりました。

風説課の面々も普通に怪異だったりしてそれも楽しいのですが、阿良々木くんが懐かしの面々と再会して思い出話に耽ったりだとか、近況を報告しあったり、その後どうなったとか、少し大人になった姿にちょっと戸惑ったりだとか、誰かに先を越されるだとか、将来を決めようとしていたりだとか、20代前半~30歳くらいの人がよく遭遇しそうなシチュエーションが多く、にやけてしまったりむず痒くなったり胸の奥が痛くなったりします。
物語シリーズ10年も続いているのでキャラクターが物語中でする昔話が、読者側からしても昔話になっているので、キャラクターと同じ目線で懐かしんでしまいます。読み始めて10年も経っていることにその後死にたくなりますが。

オフシーズンでは、その後のお話もちょこちょこありましたが、これが阿良々木くんの後日談としては一番それらしかったです。

軽く内容に触れると、まず羽川さん帰国エピソードについて。
キッチンでのむずむずするようなやり取りはとてもよかったです。
世の中に似てる人が3人いるとしても阿良々木くんに羽川さんを見間違えてほしくないので、ロマンチックなみとめさん説を信じたいです。じゃないと羽川さんがなんだか冷たい人っぽく映って嫌なので。あと最後の阿良々木くんの台詞はちょっと気障すぎるので却下です。

本巻全体としてのオチ、最後の戦場ヶ原さんとのやりとりは◎。結びとしてはとてもいい結びでした。

今回上記の羽川さんや戦場ヶ原さん以外にも色々と懐かしの面々(神原、扇、老倉、妹2人など)との交流もありましたが、名前しか出てきてない人(メメ、貝木、影縫、余接、臥煙、撫子、真宵など)も結構いたので、できたらこの人たちと阿良々木くんの楽しい会話もまたみたいなー。特に真宵ちゃん最後出てきてくれそうだったから阿良々木くん並にがっかりしちゃったので。

これで物語シリーズ、オフシーズン終了のようです。
しかし巻末には物語シリーズ、モンスターシーズン、忍物語の予告が。
続きますねえ。

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